毎年8月に開催される「勝毎花火大会」は、北海道を代表する夏の一大イベント。
打ち上げ数約2万発、来場者はなんと20万人以上と道内最大級のスケールを誇ります。
ところが、この壮大な花火大会には “もう一つの名物” とも言える課題があります。
それが、大会前後の大渋滞と混雑です。
特に車で訪れる方が多い札幌・旭川・釧路方面からのアクセスは、帰り道で長時間の足止めに遭うケースが続出。
下手をすれば、花火の感動も吹き飛ぶほどのストレスに……。
そこでこの記事では、地元民だからこそ知っている混雑状況のリアルと、エリア別の渋滞回避ルートをわかりやすく解説!
札幌・旭川・釧路方面別から、スムーズに会場入りし撤収するための裏ワザを大公開します。
「感動は花火だけで十分」——そんなあなたに贈る、混雑知らずのアクセスガイドです。
勝毎花火大会2025の開催日程や駐車場情報はこちらの記事へ >>
勝毎花火大会2025の混雑傾向とは?
勝毎花火大会は、北海道帯広市で開催される最大級の花火イベントで、例年の来場者数はおよそ20万人超と言われています。
十勝地方一帯からだけでなく、札幌・旭川・釧路といった道内各地や本州からの来場者も多く、帯広市の人口を一日で超える数の人が一斉に集まるため、市内や郊外を含めて大混雑が発生します。
【混雑がピークになる時間帯】
時間帯 | 状況 |
13:00〜16:00 | 会場周辺・駐車場が混み始める時間。道路も徐々に渋滞発生。 |
16:00〜18:30 | シャトルバス・駐車場・帯広市街地全域がピーク混雑に。 |
19:30〜21:00 | 花火打ち上げ中。道路は一時的に落ち着くが、駐車場は満車状態に。 |
21:00〜23:00 | 花火終了直後に一斉帰宅。この時間帯の渋滞はまさに地獄絵図。2〜3時間の停滞もあり。 |
【特に混雑が集中するエリア】
・国道38号・241号線・236号線などの幹線道路:全方向からの車が集中
・帯広駅前ロータリー・駅周辺道路:徒歩組・公共交通組でごった返す
車だけじゃない!帯広駅・バスの混雑も要注意
JR帯広駅は、花火大会当日昼過ぎから大混雑し、花火終了後は人があふれ構内に入るだけでも一苦労。
特に最終列車や高速バスの発車時間が迫る時間帯は大行列が発生します。
勝毎花火大会では、行きも帰りも道路・駅・駐車場のすべてが混雑の嵐になります。
なので、時間に余裕を持った移動計画が必要です。
次の章で紹介する、地域別の混雑回避ルートと時間の使い方がとても重要になってくるので、ぜひ参考にしてみて下さい。
札幌方面からの混雑回避ルート
【通常ルートの落とし穴】
札幌方面から帯広へ向かう際、一般的には以下のルートを使われる方が多いと思います。
しかし、この音更帯広ICは、大会当日もっとも混雑する出口のひとつです。
特に16:00〜18:00の時間帯は、IC出口で30分以上足止めになるケースも多く、そこから会場に向かう道道73号線や十勝大橋も渋滞の名所となっています。
地元民おすすめの回避ルート
▼ 迂回ポイント:十勝清水ICで下車
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十勝清水ICで高速を降り、道道55号線(清水大樹線)→ 芽室町市街を通って帯広市街地へアクセス
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帯広駅の西側や西帯広エリアに抜けられるため、渋滞を回避しやすいです
▼ 駐車場の狙い目
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北愛国交流広場特設駐車場(帯広市南部):渋滞を避けながら利用できる広域駐車場
時間帯でさらに混雑回避!
理想は10:00〜12:00の間に芽室ICを降りて帯広入り 。
この時間帯は高速も帯広市内もまだ空いており、スムーズに駐車できます。
早めに帯広入りして、帯広市内でランチ&休憩→花火鑑賞という流れがベスト!
札幌方面からは、十勝清水IC経由+帯広西部へアプローチするのが渋滞回避の王道です。
旭川方面からの混雑回避ルート
【通常ルートは国道38号線だが…】
旭川から帯広へのルートとして多くの人が選ぶのが、
というルートではないでしょうか。
しかし、この国道38号線は、勝毎花火大会の日になると会場周辺に近づくにつれ極端に混雑します。
特に清水町〜芽室町間で断続的な渋滞に巻き込まれやすく、帯広市内突入にも時間がかかる場合があります。
地元民おすすめの回避ルート
▼ ルート案:新得経由のルート
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旭川 → 富良野 → 新得→ 道々75号線 (帯広新得線)→ 音更町へアクセス
帯広方面に向かう前に、音更町でランチを済ませるのもおすすめです。
▼ 駐車場の狙い目
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アグリアリーナ特設駐車場(音更町):新得方面からのアクセスがスムーズで、シャトルバスで会場へ移動も可能です。
時間と経由地の工夫がカギ!
早朝6:00〜8:00に出発して、正午前に音更町入りを目指すのが理想です。
途中、新得町で休憩を入れつつ、昼前に音更町に入っておくと大きな混雑は回避可能です。
旭川方面からは、西側ルートを避け、新得町から東に抜けるのが地元流の裏ルート。
釧路方面からの混雑回避ルート
【通常ルートは国道38号線だが…】
釧路方面から帯広へ向かう定番ルートは、
ですが、この国道38号線は勝毎花火大会当日、午後から激しい渋滞が発生します。
特に幕別町内や札内橋付近では、十勝川を越える手前で交通が大きく詰まりやすくなっています。
また、道東道経由では経由地の音更帯広ICでは、出口で30分以上の足止めとなるケースが考えられます。
地元民おすすめの回避ルート
▼ ルート案1:白糠 → 豊頃 → 帯広南部へ
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国道38号を避け、豊頃町から帯広南部へ入るルートは意外と空いている穴場ルート。
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帯広市内の南側や東側からアクセスできるため、中心部の渋滞を避けやすい。
▼ ルート案2:道東道池田IC → 幕別 → 帯広南部へ
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ルート案1と同様、帯広南部へ入るルートは意外と空いている穴場ルート。
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帯広市内の南側や東側からアクセスできるため、中心部の渋滞を避けやすい。
▼ 駐車場の狙い目
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北愛国交流広場特設駐車場(帯広市南部):渋滞を避けながら利用できる広域駐車場
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帯広の東側(東6条〜東10条)の民間駐車場:中心部の混雑を避け、シャトルバスや徒歩での移動がしやすい
時間帯とルートが勝敗を分ける!
国道38号線を使うなら、絶対に午前中に帯広入りすることが鉄則です。
時間に遅れると、1km進むのに30分かかるレベルの渋滞に巻き込まれることも。
釧路方面からの来場者は特に「出発時間」と「帯広への入り口」によって混雑の天国と地獄が分かれます。
勝毎花火大会2025の混雑回避ポイント
地元民が実践する “快適に楽しむコツ” を伝授します。
午前中に帯広入りするのが鉄則!
混雑を回避する最重要ポイントは「到着時間」です。
午後14:00以降は、市内の主要道路が一気に混雑モードに入ります。
どのルートを使っても、10:00〜12:00頃までには帯広に到着しておきましょう。
会場に近づきすぎない!少し遠くの駐車場を狙え
会場周辺は規制・満車・渋滞の三重苦となります。
アグリアリーナや北愛国交流広場などの特設駐車場なら、広くて無料、シャトルバスも運行しているのでとても便利です。
多少遠くても、会場に近づかないことがストレス軽減のコツです。
シャトルバスを活用せよ!
特設駐車場から会場までは、片道400円程度でシャトルバスが随時運行しています。
徒歩だと相当な時間がかかる距離も、渋滞関係なく快適移動できるのが魅力です。
シャトルバス乗車列は16:00〜18:00にピークを迎えるため、早めの移動がおすすめです。
花火終了前に少し早く帰るのもアリ
花火大会では、フィナーレまで見るのも魅力ですが、終了5分前に会場を出れば帰路はまるで別世界です。
一斉退場の時間帯(21:00〜21:30)は、会場から出るのに1時間以上かかることも。
帰宅を急ぐ人は、早めに動く判断力が勝負を分けます。
帯広に泊まるという選択肢もアリ
渋滞回避の最適解は、泊まって翌朝ゆっくり帰ることにつきます。
花火大会の夜はホテルも温泉も特別感があり、疲れた体を癒すには最高のご褒美です。
特に十勝川温泉エリアは、温泉もあり、車移動しやすい立地なのでおすすめです。
混雑を「仕方ない」で済ませるか、「事前準備」で快適にするかは、行動次第です。
この5つを意識すれば、花火はもちろん、行き帰りまでも満喫できる1日になります!
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まとめ
勝毎花火大会2025は、その壮大なスケールと美しい演出で毎年多くの人を魅了しますが、会場周辺の混雑と渋滞は想像以上です。
特に帰り道は、感動の余韻も吹き飛ぶほどのストレスになることもあります。
そこで今回は、札幌・旭川・釧路方面別の混雑回避ルートを地元目線で徹底解説しました。
早めの出発・IC選び・広域駐車場利用・シャトルバス活用といった具体的な行動こそが、快適な花火鑑賞を叶えるカギです。
また、公共交通機関をご利用する方も、混雑や乗り遅れ対策も万全にしておきましょう。
「行き帰りまで含めて楽しい思い出にする」ために、準備はしすぎるほどがちょうどいいです。
是非この記事を参考に、ストレスフリーで最高の勝毎花火大会をお楽しみください!
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